もりログ

気になったことを書いてみるというスタンスで。

LA・LA・LAND

仕事が忙しく、久しぶりのブログになりました。


今日は午前中に、アカデミー賞で話題になった『LA・LA・LAND』を映画館で観てきました。
そして、この映画、賛否両論なことでも話題ですが、残念ながら我々は否定派にまわってしまいました。。。

映画が始まってすぐの高速道路でのダンスシーンでは、ダンステクニックは???ながらも高揚感や開放感、未来への希望が伝わってきたので、(何より私自身がこうした開放的な演出が大好きなので)その後の展開に期待しましたが、後から考えるとこのオープニングシーンが唯一良かったところかもしれません。
その後、ルームメイトの女子4人のなかに『ハートビート』で私の心を奪ったソノヤ・ミズノを発見したこともあり、序盤はまだなんとか期待をもちつつ見ていましたが、30分過ぎるころにはもう駄目でした。
何が駄目って、互いが惹かれた理由もわからない冗長なだけの恋愛話に、夢を目指すには根性がなさすぎる主人公たち、ダンスも他のミュージカルに比べると全然技術もまとまりもないし、とにかく見どころがなさすぎる。

酷評していますが、アカデミー賞ノミネートの理由が本当にわからない映画でした。
身体で感情や状況を表現するミュージカルの素晴らしさを生かしておらず、ただ雰囲気を出すためのダンスで取り繕っただけのつぎはぎミュージカルと言うのが全体的な印象。
その点『ハートビート』は、きちんとダンスという表現を上手に映画に取り入れていました。
夫も見終わった後に、「常に『ハートビート』と比べてしまった」と言っていましたが、本当にソレです。
うーん。。。

先ほど家に帰り、観た方の感想をいろいろと拝見していましたが、やはり否定派は上記に似た感想のようです。
どなたかが言っていた「主人公2人のキャラクター造形が記号的」という表現がとてもしっくりきました。
心の底からの情熱が現わされていないから、主人公に肩入れできない。「女優になりたい女性」と「本来のジャズを取り入れた店をもちたい男性」という記号のような存在。
そんなかんじ。批評はこの辺りでやめておきます。


あ、余談ですがyoutubeで『LA・LA・LAND』をパロったゴールデングローブ賞のオープニング映像を見つけました。
(URLはここにはあえて貼らないですが。)

さーて、今日は「八つ墓村」の小説を買ったので、明日と明後日は読書にいそしむこととしようかな。